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■ 名曲と隠れた秘曲へご案内

ワイン専門店ピノ ノワールならではのクラシック音楽をご紹介。
素晴らしいワインと良きクラシック音楽を嗜むのは格上の大人の趣味。
さっと語れたらかっこいいものだ・・・。
小生、若かりし頃ヴァイオリンを弾いていたのでクラシック音楽をご指南させて頂きます。

☆ リムスキー・コルサコフ作曲
  交響組曲「シェラザード」

  セルジュ・チェリビダッケ 指揮
  シュトゥットガルト放送交響楽団
  1982年 録音

R.コルサコフ作曲の名曲「シェラザード」。
とてもポピュラーなクラシック音楽で老若男女に人気。
と言っても、統計的数字からではなく私の思い込みかもしれませんが・・・・。
しかし、人気なのは事実である。
コンサートでも録音でも頻繁に取り上げられています。
この名曲は先に創作された秘曲があってこそなのだ。
その名も「アンタール」。
そのお話は、カモシカに身を変えた妖精を怪鳥から救い妖精の女王から喜びを与えられるという物語。
物語からの描写はコルサコフのお得意ですが、このアンタールはまだまだ未熟でその完成度は低い。
そして満を持し約20年後に誕生したのがこのシェラザードなのだ。
独奏ヴァイオリンによる主題、美しいオーケストレーションによるストーリーの展開で一度は、
鑑賞してシンドバットの世界を駆け巡って下さい。
この作品は、数多くの録音も存在する、故に名盤も多い。
中でもオーマンディ指揮のシェラザードは絶品だ。
あの、フィラデルフィア・サウンドを堪能できる。
ストコフスキーに鍛え抜かれたサウンドはアメリカの至宝とも言える。
そのストコフスキーは初演魔で初演、その数は400曲。
あの時代、アメリカではトスカニーニと並び立つ巨匠です。
しかし、私は作品をアレンジする姿勢が苦手なのだ。
フィラデルフィア管弦楽団は破産の憂き目に遭いましたが今復活に向かいがんばっています。
不死鳥の如く羽ばたく事を期待しています。
2014年2月28日
■ 名曲と隠れた秘曲へご案内

最終更新日:2014-03-01